25. “Cut to the chase” の意味と例文|要点を絞る英語フレーズ解説!

今回の英語フレーズは、「前置きはいいから本題に入って!」という時の表現、“cut to the chase”をご紹介します。会議やプレゼン、雑談が長引いている時などに「結論を聞かせてほしい」と思ったこと、ありませんか?そんなときにこのフレーズをさりげなく使えば(ここがポイント!)、スマートに話を前に進めることができます。
■ 意味は?
cut to the chaseは:
- 要点を話す
- 前置きを省いて本題に入る
- ズバッと核心に迫る
といった意味で使われます。日本語では「要するに?」「で、本題は?」「だから、結論はなに?」といった言い回しが近いですね。決して聞き手がせっかちというわけでないのですが、なんとなく相手を急かしているような、そんな雰囲気を醸し出すこともあります。
◼️ 表現の由来について
このフレーズは往年のハリウッド映画に由来しています。話がダラダラと長くなりがちなシーンから、観客が一番楽しみにしているカーチェイス(chase scene)の撮影に一気に進むという編集の合図として、「cut to the chase(チェイスシーンにカットするぞ)」が使われていました。そこから転じて、日常会話では「余計な説明はいいから、肝心なところに行こう」という意味になり、一般にも広まりまったと言われています。
◼️ 使い方
“cut to the chase” は次のような場面で使われます:
場面 | 隠れたニュアンス | 用途 |
会議やプレゼン | 肝心な点に進む | 時短、タイパ高め |
相手の長話に耳を傾けながら | まどろっこしい | さりげなく相手を誘導 |
自分が発言するとき | 結論から伝える | ロジカルシンキング |
この表現は口語でよく使われますが、相手を急かしているように思われかねないので、シチュエーションを考慮した上で使うのがベターです。ただ、映画やドラマではめちゃめちゃ頻出が高いフレーズなので、覚えておくと聞き取りの役に立ちますよ!
■ 例文いろいろ
Can you just cut to the chase and tell me what happened?
→ 何があったのか、結論だけ教えてくれない?
OK, let me cut to the chase: we need more funding.
→ よし、本題に入る。もっと予算が必要なんだ。
I’ll cut to the chase — you’re hired!
→ 回りくどいのはやめて、結論を言うよ。君を採用する!
■ ミニ会話
A: So, we started the project in April, and after several meetings…
B: Sorry, can you cut to the chase?
A: えっと、4月にプロジェクトが始まって、それから何回か会議があって…
B: ごめん、本題に入ってもらえる?
◼️ 似た表現との違い
“cut to the chase” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | ニュアンス | 違い |
cut to the chase | 要点を絞る | 相手を促す、テンポ重視。 |
get to the point | 核心に入る | 直球的、ストレートに迫る。 |
let me be brief | 手短に言うと | ビジネスシーンで使うと👍 |
let me be briefは、ビジネスやスピーチなどフォーマルなセッティングで使うことが多いですが、口語にはlong story shortというのもあります。文字通り、長い話を短くするですが、どちらも話をさくっとまとめるときに便利です。
■ まとめ
Cut to the chase は、話をまとめてほしいとき、本題に入ってほしいときに使える、パンチのある英語表現です。会議や説明が長引いているときでも、うまく使えば会話をテンポよく進められる便利な一言です。ただし、言い方やタイミングには少し注意して、フレンドリーかつ効果的に使いましょう!

私の個人的な感想としては、cut to the chaseは犯罪ドラマやサスペンスもので、ギャングや刑事が使っている頻度が高いように思う👮