53. “A fish out of water” の意味と例文|居心地が悪い?場違いな気持ちを表す英語フレーズ

今日ご紹介する英語フレーズは、“a fish out of water”。直訳すると「水の外にいる魚」ですが、実はこの表現、「場違いで落ち着かない」という気持ちを表す表現なんです。初めての場所、人間関係、職場などで「あれ、なんか自分、自分だけ浮いてる??」と感じたら、まさに「陸にあがってしまった魚」なのかもしれません!
■ 意味は?
“a fish out of water” は:
- 場違いな存在
- 居心地の悪さを感じている人
- その場に慣れておらず、不安そうな人
という意味があります。「水から放り出された魚のように、落ち着かず苦しそうにしている様子を、比喩的に表しているのがわかりますよね。
◼️ 表現の由来について
魚🐟にとって水は生きる場所。つまり「水の外に出された魚」は、パニック状態でどうしていいかわからない、弱々しく見える存在。この比喩的な解釈から、「慣れていない環境で不安そうな人」や「自信を持てずに困っている人」を表すフレーズとして定着しました。
◼️ 使い方
“a fish out of water” は次のような場面で使われます:
場面 | どんな状態? | 隠れたニュアンス |
海外での初日 | 言葉が全く通じず焦る💦 | プチパニック |
内気な自分、パーティーに招待される | なんで自分だけ打ち解けないの💦 | 壁の花 |
転職後の初出社日 | 想像していた職場の雰囲気と違う💦 | 緊張と不安 |
このように「魚」と「水」というワードを紡ぐことで、自分や他者の不安げな心理状態を描写することができるんです。
■ 例文いろいろ
When I started my new job, I felt like a fish out of water.
→ 新しい職場では、完全に場違いな気分だった。
He looked like a fish out of water at the party.
→ パーティーの席で、彼はとても場違いな感じだった。
As a city kid in the countryside, I was a fish out of water.
→ 都会育ちの僕にとって、田舎では完全に居心地が悪かった。

■ ミニ会話
A: So, how was your first day at the new school?
B: Honestly? I felt like a fish out of water.A: 新しい学校、初日どうだった?
B: 正直、めっちゃ場違いな気分だったよ。
◼️ 似た表現との違い
“a fish out of water”に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
feel awkward | ばつの悪い | 何かがうまくいっていない |
not fit in | 馴染めない | 振る舞い方がわからない。結果として、うまく順応できず |
stick out like a sore thumb | 浮いている | 「悪目立ち」「周囲と違いすぎる」ニュアンスが強め |
stick out like a sore thumbは、「悪目立ち」を、突き指などでぱんぱんに腫れてしまった「親指」に喩えています。確かに、それは目立ちますよね。
■ まとめ
いかがでしたか。a fish out of water” は、比喩的でイメージしやすく、英語圏での会話や映画にもよく登場します。最初は誰でも「水の外の魚」になるもの。でも少しずつその場に慣れていけば、新しい水の中でちゃんと泳げるようになるはず。みんな、頑張ろう!!

ここでの「魚」は、水揚げされた(または、陸に揚げられた)ばかりの「一匹の魚」ということで、可算名詞扱いーだからaがつくよ!