【英語表現】“Break the ice” の意味と使い方をマスターしよう!

Hi, everyone!
みなさん、こんにちは。ジュミック今井です。今回の英語フレーズは、「緊張をほぐす」や「場を和ませる」といった意味で使われる、“break the ice” をご紹介します。初対面の会話、静まり返った会議、合コンやネットワーキングイベントなど、最初のひとことって、ちょっと勇気がいりますよね。そんな“気まずさ”をやわらげる行動を、英語では「氷を割る」と表現するんです。
■ 意味は?
break the ice は:
- 場の空気を和ませる
- 緊張をほぐす
- 最初の会話や行動で気まずさを打ち破る
といった意味で使われます。「緊張を解く」「場を温める」「打ち解けるきっかけを作る」に近い感覚です。
◼️ 表現の由来について
語源は、昔の船の航行に関係しています。凍った水面(=ice)を割らないと船が進めなかった時代、最初に氷を砕く船が他の船の進路を作る役割を果たしていました。そこから転じて、「場を動かすきっかけ」や「緊張を解きほぐす第一歩」をbreak the ice と言うようになったんです。
◼️ 使い方
“break the ice” は次のような場面で使われます:
場面 | 文脈 | ニュアンス |
初対面でジョークを言う | 緊張を和らげる | 軽くてフレンドリー |
会議などでの導入トーク | 空気を和ませる | 話しやすい雰囲気に◎ |
気まずい沈黙を破る | 会話を切り出す | 勇気のある最初のひと言 |
つまり、人と人とのあいだにある「よそよそしさ」や「ぎこちなさ」を和らげる行動が氷を割るという比喩で表され、対人関係のクッション、つまり緩衝材となっているのです。
■ 例文いろいろ
He told a funny story to break the ice at the meeting.
→ 彼は会議の冒頭で面白い話をして場を和ませた。
Icebreakers are important when meeting new people.
→ 初対面のときは、緊張をほぐす話題が大事だよね。
※ icebreakerは「場を和ませるジョークやネタ」
I always bring snacks to break the ice with new coworkers.
→ 新しい同僚には、お菓子を持っていって打ち解けるようにしてる。
■ ミニ会話
A: Everyone was so quiet at first.
B: Yeah, but that game really broke the ice!
A: 最初はみんな静かだったよね。
B: うん、でもあのゲームで一気に打ち解けたよ!
◼️ 似た表現との違い
では、次に類似表現を見てみましょう。
表現 | ニュアンス | 違い |
break the ice | 緊張をほぐす | 最初の行動や話題にフォーカス |
warm up | ウォームアップ | 徐々に温まってくる感じ |
get the ball rolling | 開始する | 会話やイベントのスタートに焦点がある(雰囲気より動き) |
「ウォームアップ」はそのまま日本語にもなっているので、イメトレしやすいと思います。
■ まとめ
Break the ice は、人と人との距離を縮めたいとき、ちょっと気まずい空気をやわらげたいときに使える、とても便利なフレーズです。初対面の会話をスタートさせるとき、みんなが緊張している空間で笑いを取ったり話題を出したりすることで、場の空気がグッと和らぎます。あなたの“ひとこと”が、誰かの心をほぐす「氷割り」になるかもしれませんよ。

break the iceと聞いて、なぜか私はいつも正月の「鏡開き」を連想してしまう。こちらはcutですけど🎍