52. “Burn your bridges” の意味と例文|後戻りできない、自分で道を断つ英語フレーズ解説

Hi, everyone!
今回の英語フレーズは、“burn your bridges”。直訳すると「橋を焼き払う」ですが、実際は「関係を断ち切る」というちょっと強い意味を持つ表現。感情的になって仕事を辞めちゃったり、人間関係を完全に絶ったりなど、後戻りができない状態を表しています。
■ 意味は?
“burn your bridges” は:
- 後戻りできない状況を自ら作る
- 関係を完全に断ち切る
- 将来の選択肢や逃げ道を潰す
という意味があります。どれも切羽詰まった感じが見て取れますよね💦
◼️ 表現の由来について
このフレーズは、戦争時に「敵の侵入や自軍の撤退を防ぐために橋を焼く」戦略から来ています。つまり、「戻る道を自ら破壊する」=もう後には引けない状況ということ。比喩的に、仕事・人間関係・人生の選択など、さまざまな転期や節目で使われることが多いのが特徴です。
◼️ 使い方
“burn your bridges” は次のような場面で使われます:
場面 | どんな状態? | 隠れたニュアンス |
会社を辞めた | ついカッとなってしまった | 実はかなり後悔してる |
友人と絶縁 | あの一言がどうしても許せない | 未練なし!(または強がっている) |
留学を決意 | もう後戻りできない | こうなったらやるしかない |
“burn your bridges” は、とにかく強い決断や感情的な行動の際に使われることが多い表現です。ポジティブ(留学や転居)にもネガティブ(絶縁、離職)にも用いられますが、会話の中ではネガティブな意味合いの方が強めと言えるでしょう。

■ 例文いろいろ
I didn’t mean to burn my bridges, but I guess I did.
→ 絶交する気はなかったのに、結果的にそうなっちゃった。
Think carefully before you burn your bridges with your employer.
→ 会社との関係を断ち切ろうとする前に、ちゃんと考えたほうがいいよ。
He burned all his bridges when he quit in anger.
→ 彼は怒って辞めたときに、すべての道を自ら断ってしまった。
■ ミニ会話
A: Did you hear? Jane told her boss off and stormed out.
B: Wow… She really burned her bridges there.
A: 聞いた?ジェーン、上司に怒鳴って辞めたらしいよ。
B: うわぁ… 完全に橋、焼き払ったねそれ。
◼️ 似た表現との違い
“burn your bridges”に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
cut ties | 縁を断ち切る | 客観的、冷静なニュアンス含む |
break up | 別れる | 恋愛関係の「別れ」 |
make a clean break | 過去に区切りをつける | 「別れ」でもこちらは前向き感あり |
break up withのように、たいていは「with+人」のかたちを取ります。
■ まとめ
“burn your bridges” は、自分で戻れない道を作る、関係を断ち切るといったように、かなり強い意味合いを含んでいるのがお分かりいただけたと思います。感情的な行動や大きな決断の場面で使われることが多いのですが、時には新しい一歩を踏み出すために、”橋を焼く覚悟”も必要かもしれません。そう、前に進む時!

このフレーズは、チャンス、信用、道筋、キャリアなどなど、ありとあらゆる機会を断ち切るというニュアンスがあることから、brdigesのように複数形になります。もちろん、慣用句として定着しているので、そのまま覚えてしまうのがベターだけど、一応そんな背景もあります。