9. “Get cold feet” の意味と例文|二の足を踏むを表す英語フレーズ解説!

Hello, everyone. 今回の英語フレーズは、やるつもりだったのに、いざとなったら怖くなってしまったときにぴったりな表現、“get cold feet” をご紹介します。
たとえば、面接の前日、スピーチの直前、新しい職場に飛び込むその朝・・・「やる気満々」のだったはずなのに、急に怖気ついてしまったという経験、きっと誰にでもありますよね。そんな“ビビりスイッチ”が入ってしまった時の気持ちを表せるのが、今日の表現です。
■ 意味は?
get cold feet は、次のような意味で使われます:
- 土壇場で怖気づく
- 直前になって不安になる
- やると決めたことをためらう
このフレーズのポイントは、「最初はやる気だったのに、いざ本番直前になって不安になり、やめたくなってしまう」というような一連の感情の変化を表すところにあります。
◼️ 表現の由来について
語源には諸説ありますが、有力な説のひとつが兵士や戦いにまつわる話。その昔、戦場で足元が冷えて動けなくなるほど怖がっていた兵士の様子から、“cold feet”=怖気づいた状態を表すようになったとも言われています。今では、戦場に限らず、緊張や恐怖で踏み出せない状態を表すフレーズとして、日常でも広く使われています。
◼️ 使い方
“get cold feet” は次のような場面で使われます:
シーン | 意味 | ニュアンス |
挙式の直前で不安になる | 怖気づく、ビビる | 大きな決断に対する迷い |
試験前にネガティブモードになる | プレッシャーに負けそうになる | 弱気ループにおちいってしまう |
申し込みボタンの手が止まる | 勇気が出ない | 行動に移すことを躊躇する |
最初はそのつもりだったのに、だんだんとネガティブモードに変わってしまうのがわかりますよね。
■ 例文いろいろ
He was all set to propose, but he got cold feet at the last minute.
→ 彼はプロポーズする気満々だったのに、直前で怖気づいちゃった。
I was going to quit my job, but I got cold feet and decided to wait.
→ 仕事を辞めようと思ってたけど、土壇場で不安になって、やっぱりやめた。
She planned to perform on stage, but she got cold feet and backed out.
→ 彼女は舞台に立つ予定だったけど、直前でビビって辞退した。
■ ミニ会話
A: I thought you were going to talk to your crush today!
B: I was… but I totally got cold feet.
A: 今日、気になってる人に話しかけるって言ってたじゃん!
B: うん…でも完全にビビっちゃって。
◼️ 似た表現との違い
表現 | ニュアンス | 違い |
get cold feet | 徐々に怖さが増してくる | 気持ちの揺れ動きにフォーカス |
lose one’s nerve | 瞬間的に怖くなる | 怖気付く瞬間にフォーカス |
have seconds thought | 戸惑いが生じる | これでいいのか?という迷い |
get cold feetとlose one’s nerveは似ているようでいて、実は微妙なニュアンスの違いを含む単語。こういう違いをさらっと使い分けたいですね。
■ まとめ
“Get cold feet” は、もともとはやる気満々だったのに、直前になって心が揺れてしまった・・・そんな人間らしい弱さを自然に伝えることができます。ビジネスシーンや恋愛、新しいことへの挑戦など、さまざまな場面でこのフレーズが使われていますので、「ちょっと怖くなっちゃってさ」と言いたい時は、ぜひこの表現を使ってみてください!

have cold feetとも言うので、併せて覚えておいてね。