21.“in the loop” の意味と例文|情報共有の英語フレーズ解説!

今回の英語フレーズは、「情報を把握している」「状況を共有されている」という意味でよく使われる、“in the loop” をご紹介します。プロジェクトの進捗やグループ内のやりとりで、「その件、聞いてるよ」「ちゃんと共有されてるよ」と言いたい時にぴったりの表現。ビジネス英語でも日常英会話でもよく登場する便利な一言です。知っておいて損はなし!
■ 意味は?
in the loopは:
- 情報がきちんと共有できている
- 内情に通じている
- チームの一員として状況を把握している
といった意味で使われます。要は、「わかっている」ということなのですが、自分だけが知り得ているのではなく、仲間やチームとその情報を共有していることに力点を置くフレーズなのです。
◼️ 表現の由来について
“loop” には「輪・サークル」という意味があり、ここでは「情報の共有・やりとりが行われる内部グループ」を指します。つまり、“in the loop” は「情報の輪の中にいる」=「情報を受け取っている状態」を意味するわけです。
逆に「情報をもらえていない」「外されている」状態は “out of the loop” と言います😭
◼️ 使い方
“in the loop” は次のような場面で使われます:
場面 | 文脈 | ニュアンス |
チーム内で情報が行き渡っている | 共有されている | 連帯感、一体感あり |
進捗報告で | ちゃんと伝わっている | 抜けや漏れがない |
報連相が必要 | みんなが知っていることが必至 | 誰も置いてきぼりにしない |
見ての通り、“in the loop” は、ビジネスやプロジェクト系の会話で非常によく使われる表現。口語的ですが、フォーマルな場面でも十分使えますよ。
■ 例文いろいろ
Don’t worry, I’ll keep you in the loop.
→ 心配しないで。ちゃんと情報は共有するから。
I wasn’t in the loop about the changes, so I was confused.
→ 変更について何も聞かされてなかったから、混乱しちゃったよ。
Let’s make sure everyone is in the loop before we move forward.
→ 進める前に、全員がちゃんと状況を把握しているか確認しよう。
■ ミニ会話
A: Did you hear about the schedule change?
B: Nope. I guess I’m not in the loop…
A: スケジュール変更の件、聞いた?
B: いや、何も…私、共有されてなかったみたい。
◼️ 似た表現との違い
“in the loop” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | ニュアンス | 違い |
in the loop | 情報が共有されている | 「輪の中」にいる感覚、主にビジネスやチームで使われる |
(be) informed | きちんと知らされている | フォーマル寄り。「伝達」という行為にフォーカス |
clue (someone) in | (人に)伝える | やや口語的。「知るきっかけ」となる情報を相手に流す |
clueは「ヒント」ですので、動詞では、知るための手掛かりやきっかけを相手に与えるという意味に。それによって、聞く側の頭の中では、バラバラだったピースが一つにまとまっていく、そんな情報処理が行われるイメージです。
■ まとめ
In the loop は、情報が行き届いている状態や、チームの一員としてちゃんと話に加わっている様子を表す、非常に便利なフレーズです。仕事でも日常でも、「自分はちゃんと聞いてるよ」「把握しているよ」と伝えたいときに大活躍。ぜひこのフレーズを覚えて、自然な情報共有のやりとりに活かしてみてくださいね!

同じ「円」でも、circleは「形そのもの」を表し、loopは「始点に戻ってくるような動き」を表すよ。だから、circleは静的、loopは動的なイメージ😃