38. “Kick off” の意味と例文|イベントや行動の「始まり」を表す英語フレーズ解説!

今日ご紹介する英語フレーズは、“kick off”。「さあ、始めよう!」というときにぴったりの表現で、会議やイベント、プロジェクト、さらには1日の始まりにも使える万能なフレーズです。
■ 意味は?
kick offは:
- (イベントなどが)始まる
- (公式に)始動する
- スタートを切る
といった意味で使われます。
◼️ 表現の由来について
“Kick off” の由来は、サッカーの試合開始時のキック(キックオフ)です。ボールを蹴ることでゲームが始まる様子が、そこから派生して「何かを始める」という意味になりました。18〜19世紀のイギリスでは、この表現が徐々にスポーツ以外にも広がり、今ではプロジェクト、会議、イベント、スピーチなど“何かの開始”全般を表す定番フレーズとして使われています。
◼️ 使い方
“kick off” は次のような場面で使われます:
場面 | 例文で見てみよう | 隠れたニュアンス |
会議の冒頭 | Let’s kick off with some updates. | 堅苦しくなく、自然なスタート |
プロジェクトの始動 | We kicked off the new project last week. | オフィシャル感あり |
イベント当日 | The concert kicks off at 6. | 時間などの詳細を伝えることも可 |
“kick off” は、かしこまったシーンからカジュアルな会話(例えば、Don’t miss the kick-off!など)まで柔軟に使えるフレーズ。“start” よりもちょっと印象的で、「よし、始めるぞ!」という開始の合図としての意味合いを含みます。
■ 例文いろいろ
Let’s kick off the meeting with a quick update.
→ 今回の会議は、簡単なアップデートから始めましょう。
The concert kicks off at 7 PM.
→ コンサートは午後7時にスタートします。
It’s the perfect way to kick off the weekend!
→ 週末の始まりとして最高だね!
■ ミニ会話
A: What time does the event kick off?
B: At noon. Let’s get there early.
A: イベントは何時に始まるの?
B: 正午だよ。早めに行こう。
◼️ 似た表現との違い
“kick off” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
start | 始める | 汎用性最も高め、カジュアルからフォーマルまでOK |
go time | さあ、やるぞ!! | 勢いありげなスラング表現 |
get the ball rolling | 徐々に動き出す | こちらは非公式な始まりのニュアンス強め |
“Kick off” は、公式な始まり・全体のスタート感を強調するときにぴったりです。一方、”get the ball rolling”は必ずしも公式だけとは限らず、「スタート準備に入ること」に力点を置いた表現。
■ まとめ
Kick off は、ビジネスやイベントで「スタート感」を出したいときにぴったり。もちろん、口語でも使えるので、ぜひとも会話の中に取り入れてみましょう。“Let’s kick off!” と自信をもって言えたら、雰囲気もグッと引き締まりますよ。

週明けのつらい月曜日に、自分にこんなふうに言い聞かせてみるのもありだと思います☕︎
Let’s kick off Monday with a strong cup of coffee!
(週の始まりを、濃いめのコーヒーでキックオフしよう)