58. “On the same wavelength” の意味と例文|気が合う!波長がピッタリ合うときの英語フレーズ

今日の英語フレーズは、“on the same wavelength”。相手の言いたいことがすぐにわかったり、言葉にしなくても気持ちが通じ合ったりすることってありますよね?そんな“心のチューニングが合っている”ような感覚を、英語ではこのフレーズで表現します。
■ 意味は?
“on the same wavelength” は:
- 気が合う
- 考え方や感覚が一致している
- コミュニケーションがスムーズにいく
という意味で使われます。ピピピと通じ合っている感覚を表すときにぴったりなフレーズなんです。
◼️ 表現の由来について
この表現は、ラジオや通信の「波長(wavelength)」に由来します。同じ周波数にチューニングされていないと、音や信号は正しく受信できませんよね?そこから転じて、人と人が同じ波長に“チューニングされている”=気が合っている/よく理解し合えているという意味になりました。
◼️ 使い方
“on the same wavelength” は次のような場面で使われます:
場面 | どんな状態? | メンタル的には? |
🍺 友人同士の飲み会で | 昔からの知り合いみたい! | 価値観や思考がめっちゃ似ている |
❤️ 合コンで | ピピピ! | この人と付き合いたい(かも) |
💻 ビジネスパートナーと | いきなり意気投合 | 同じ方向を向いている |
見ての通り、相手との「感覚的な相性の良さ」を大切にするフレーズで、俗によく言う「言葉なんかいらない」モードが発動している状態です。恋愛、友情、ビジネス、どの場面でも使えて便利。なお、似た表現にon the same page(意見が一致している)もあるので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
■ 例文いろいろ
We’re totally on the same wavelength about this project.
→ このプロジェクトについては、私たち完全に波長が合ってるね。
I just met her, but we were on the same wavelength from the start.
→ 彼女とは初対面だったけど、最初から気が合ったんだ。
It’s hard to work with someone you’re not on the same wavelength with.
→ 波長が合わない人と仕事するのって、けっこう大変だよね。
※「〜と波長が合う」というとき、通常はI’m on the same wavelength with him.のようにwithを伴いますので、このwithはその名残とお考えください。

■ ミニ会話
A: It’s like I don’t even need to explain things to you.
B: Yeah, we’re definitely on the same wavelength!
A: もう説明なんかしなくても伝わるって感じだよ。
B: わかる!ほんと、私たち波長ぴったりだよね!
◼️ 似た表現との違い
表現 | 意味 | ニュアンス |
🔸 get along with 人 | 仲良くやっている | 「仲が良い」ことを表す、最も一般的なフレーズ |
🔸 hit it off with 人 | (すぐさま)意気投合する | 恋愛関係で用いられることが多いですが、すぐさま仲良くなった相手なら誰でも使えます。 |
🔸 have good chemistry with 人 | 相性が抜群にいい | 文字通り、相性の「化学反応」が起きている状態。 |
ちなみに、on the same wavelengthとは逆に「波長が合わない」は、on the different wavelength (from)と言います。
■ まとめ
on the same wavelength” は、人間関係でもビジネスの世界でも、価値観や考え方がぴったり一致していると感じたときに使えます。言葉にしなくても伝わるような関係って、貴重ですよね。そんな相手と出会えたとき、この表現をさらっと使ってみてください!

波長が合う時の前置詞は「with」、合わない時の前置詞は「from」。前者は寄り添い(くっついている)、後者は隔たり(今いるところから離れている)が感じられますよね。