36. “Out of my skull” の意味と例文|めちゃくちゃ〇〇なときに使う英語フレーズ解説!

Hi. 今回の英語フレーズは、強烈な感情や状態をカジュアルに、ちょっとオーバー気味に表現するときに使える、“out of my skull” をご紹介します。「気が狂いそうなくらい○○」「あり得ないくらい○○」ーーびっくり、ヒマすぎる、(酔って)ベロベロになったなど、あらゆる“度を超えた”状態を伝える時の一言です。
■ 意味は?
out of my skullは:
- 気が狂いそうなくらい○○
- 極度に〜している(退屈・酔っている・興奮しているなど)
- 正気じゃない
といった意味で使われます。いわゆるスラング表現ですが、感情、身体、精神(メンタル)の状態が「度を超えている」、ぶっちゃけ「○○すぎてヤバい!」のニュアンスです。なお、myの箇所は、文に合わせてyourやhisなどの所有格を入れて使います。
◼️ 表現の由来について
“Out of my skull” の “skull” は「頭蓋骨」のことですが、ここでは「頭・脳」=「感情や思考の中心」を指します。つまり、「頭の中から出てしまうほどの状態」という比喩から、「正気を失うほど○○」「尋常じゃない○○」とイメトレします。頭蓋骨から出て・・・という、なんともビジュアル強めなインパクトがありますので、SNSで読み手の注目を集めたい!などといった場面でもよく使われます。
◼️ 使い方
“out of my skull” は次のような場面で使われます:
場面 | どうなった | 形容詞との組み合わせ |
講義が長すぎる | 退屈で死にそう | bored out of my skull |
パーティーでハメを外した | 飲み過ぎで、べろんべろん | drunk out of my skull |
ホラー映画を観て | 怖すぎてビビった | scared out of my skull |
“out of my mind” でもいいんですが、それよりもユーモアが効いていてパンチがありますよね。また、“out of my skull” は、完全なスラングなので、ジョークやネタ振り的にネイティブスピーカーが好んで使う傾向にあります。
■ 例文いろいろ
I was bored out of my skull during that three-hour meeting.
→ あの3時間の会議、退屈すぎて気が狂いそうだったわ。
He got drunk out of his skull at the party.
→ 彼、パーティーでベロベロだったよ。
I was scared out of my skull when the lights suddenly went out.
→ 急に電気が消えて、マジで怖すぎた!
■ ミニ会話
A: How was the museum tour?
B: Honestly? I was bored out of my skull.
A: 美術館ツアーどうだった?
B: マジ、退屈すぎて死にそうだったよ。
◼️ 似た表現との違い
“out of my skull” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
out of my mind | 正気じゃない | skullよりは、多少なりともフォーマル😅 |
(be) crazy | クレイジー、尋常じゃない | 性格、考え、態度などが度を超えている |
lose it | ブチ切れる | 感情の制御がまったく効かん |
どれもスラング表現ですので、フォーマルに伝える場合は、extremely boredやcompletely tiredのように、副詞と形容詞のコンビで表すのがベター。
■ まとめ
Out of my skull は、なんと言っても、インパクトがありますし、強烈な場面をユーモラスに表現できるユニークな表現。SNSのみならず、ハリウッド系の映画やドラマでもよく使われています。「退屈すぎたわー」「飲みすぎたよ」「怖すぎなんだけど」のように、“度を超えた○○”を表現したいときに使ってみてください!

ちなみに、スカルプケアのscalpは「頭皮」、それに対してskullは「頭蓋骨」。スカルプとスカル、発音似てるから紛らわ。