ミクロの世界を攻略 

自分の英語力を実際の場面で披露するために、まずはミクロな世界の攻略が大切です。フォニックスは英語の音と綴り字の法則を示したものですが、例えばBですと、くちびるをくっつけた破裂音の「ブッ」なのですが、この音を正しく作ることができるかどうか。小さな一歩ではあるけれども、地道な訓練が大舞台に向けた最初の一歩となります。基礎を理解しつつ、徐々に知識を拡大させ、リスニング力やスピーキング力を向上させるところまで能力や技術を引っ張り上げていくことに注力しましょう。特に英語の発音に自信がない人は、フォニックスを活用した学習を取り入れることで、正しい音の習得がスムーズになりますし、なんと言っても基盤をしっかりと固めることで英語に対する小さな自信が生まれます。

音声には学ぶ順番がある 

次に、発音についてですが、「音素(フォニックスはここ)→単語→文→パラグラフ→会話」のボトムアップの順序で学びましょう。まずは正しい口の形を学び、単語の中で音と音の結びつきを確認、次に、文の中で単語の終わり(語尾)と単語の始まり(語頭)がどのような音声変化を起こすのか、そして最終的にイントネーション、リズム、フロー、フィラー(相槌)の効果を駆使することで会話を完成させていくという包括的なアプローチを意識することが大切です。

Yさんの体験談 

ロンドンのとあるカフェで「coffee, please」と注文したところ、なんと店員に怪訝な顔をされてしまったそうです。帰国後の授業で「どんなふうに発音したの?」と確認してみると「コーフィン」のような・・・。「なるほど、確かに棺桶(coffin)に聞こえるかも。」というお話なのですが、実際のところ、コーヒーが棺桶のように聞こえたとしても、カフェでの注文ですし、もちろん通じることは通じると思います。しかしながら、このような微妙(かつ絶妙な)な発音の調整こそが不可欠ですし、発音矯正という観点から見ても、フォニックスに勝る法則ははありません。ちなみに、目下、Yさんは単語の発音と英文の音読に一生懸命取り組んでいます。

まとめ 

英語を話すためには、フォニックスを学び、単語の発音ルールを理解することで、リスニング力やスピーキング力を向上させることが重要です。特に英語の発音に自信がない人は、フォニックスを活用した学習を取り入れることで、正しい音の習得がよりスムーズになります。

ジュミ子

地に足をつけて、しっかりと基礎固めから始めよう!