知識を定着させる 

コミュニケーション重視の英語力アップを目指すのであれば、単に「勉強する」のではなく「使ってみる」ことに意識を向けましょう。日常会話でよく使われるフレーズを覚え(= 声に出して音読し、耳に音を馴染ませる)、覚えたことを繰り返し使ってみる(= 反復練習)ことで、少しずつ知識が自分のものになってきます。また、実践という意味では、オンライン英会話やイングリッシュカフェなど、自ら進んで英語でコミュニケーションをとる機会を作ることも有効です。

学習と実践のバランスが大切 

学びと実践はテニスの壁打ち練習と試合の関係によく似ています。壁打ち練習は一人でじっくりとフォームを固めたり、技術を磨くのに適していますが、黙々と打ち続けているだけでは、試合の対応力は身につきません。英語学習においても同様で、単語を覚えたり文法を勉強することは大切ですが、それだけでは即戦力になりにくという側面があります。というのも実際の会話では、瞬時に反応する力や、相手の意図を汲み取る瞬発力が求めらるからです。試合に挑むような気持ちでコミュニケーションをとってみようという勇気を持って飛び込むことが、壁打ちで得た知識を「使える英語」に変換してくれるのです。ぜひとも、英会話レッスンやイベント、言語交換パートナーとの対話の機会を活用しつつ、語学力を底上げしていきましょう。最初は緊張するかもしれませんが、経験を積むことで英語が口から自然と出るようになっていきます。また、自分の発言だけではなく、相手の言葉に対しても適切に反応することが重要です。会話の流れを意識し、相槌や質問を交えながら自然なやり取りを心がけましょう。そして、もちろん海外旅行は自分の実力を試すまさに晴れ舞台、積極的に自ら進んで英語を使っていきましょう。

表現のバリエーションを増やそう 

例えば、旅行中に現地の人にお礼を言う場合も「Thank you.」だけではなく「I really appreciate it!」や「That’s very kind of you.」といった類似のフレーズを使ってみることで会話に彩りを持たせることができます。同様に「ごめんなさい」にも「Sorry」や「My apologies.」そして「I didn’t mean to.」など、実に多様な表現が存在します。ちなみに、当方が渡英して最初に覚えたフレーズのひとつに「Sorry?」があります。一見謝っているようですが、実は上げ調子で言うと「もう一度言ってもらえますか?」になるのです。「Could you repeat that, please?」はさておき、正直なところ「I beg your pardon?」は会話ではほぼ使われませんので、現地の人たちが使う実践フレーズはやはり覚えておきたいものです。当初、私にとってもまさに目から鱗の学びでしたし、覚えたてのフレーズを会話で使えた時の喜びはひとしおです。

まとめ 

インプットとアウトプットの機会を増やし、知識を積極的に活用することで、英語がどんどん自分のものになっていきます。最初はうまく話せなくても、継続することで確実に成長します。間違いを恐れず、実践の場を積極的に活用しながら、自信を持って英語を使っていきましょう。

ジュミ子

来るべき大舞台を想像しつつ、練習に勤しみましょう!