37. “Read the room” の意味と例文|空気を読むときの英語フレーズ解説!

Hi, everyone!
今回の英語フレーズは、場の空気を読む・雰囲気を察するという意味で使われる、“read the room” をご紹介します。誰かが盛り上がっているのに急に重い話をし出したり、みんなが真剣なときに悪ふざけをしたり――そんな微妙に場の空気が読めないという状況に対して、ネイティブがよく使うのがこの一言です。

■ 意味は?

read the roomは:

  • 空気を読む
  • 場の雰囲気や流れを察する
  • その場にふさわしい言動を取る

といった意味で使われます。日本語の「空気が読めない(= KY)」という感覚に、かなり近い表現です。


◼️ 表現の由来について

“read” は「読む」、そして “the room” は文字通り「部屋」=その場・空間を指します。つまり “read the room” は、「今この場で何が起きていて、どんな雰囲気なのかを読み取る」ということ。SNSや若者のスラングをきっかけに、ここ数年でカジュアル英語表現として急速に浸透しました。


◼️ 使い方

“read the room” は次のような場面で使われます:

場面何が起きている??隠れたニュアンス
会議中に的外れな発言空気が読めていない軽い皮肉やジョークのノリ
パーティーで突如重たい話雰囲気をぶち壊す木っ端微塵
SNSの投稿のタイミングで不適切な内容コメント欄が荒れて炎上

この表現は、誰かが“場違いなこと”をしたときにツッコミとして使われることが多いです。なお、冗談っぽく使われる一方で、ちょっとした批判や注意の意味も含みます。


■ 例文いろいろ

Not the time for jokes, man. Read the room.
→ 今は冗談言うタイミングじゃないよ。空気読んで。

He totally failed to read the room during the meeting.
→ 彼、あの会議では完全に空気読めてなかったね。

You have to read the room before bringing up that topic.
→ その話題出す前に、場の雰囲気見たほうがいいよ。


■ ミニ会話

A: I told a pun in the middle of the funeral.
B: Seriously!? Dude, read the room!

A: 葬式の途中でダジャレ言っちゃったんだよね…。
B: マジかよ…空気読めって!


◼️ 似た表現との違い

“read the room” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。

表現意味ニュアンス
(be) tactful気が利く、配慮があるフォーマルで丁寧な印象
know your audience相手にあった話し方をする聞き手の反応を見ながら
have social awareness社会的な文脈で語る抽象的でフォーマル。社会的視点

tactfulは形容詞なので、be動詞と一緒に用います。


■ まとめ

Read the room は、「その場の雰囲気をしっかり察して、場に合った言動をしよう」という意味で使える、今ドキで実用的な英語フレーズです。少し皮肉っぽくも、相手に配慮を促すニュアンスもあり、SNSや会話で大活躍。「今それ言う?」「空気読もうよ」…そんな場面の一言です。

ジュミ子

日本語の「空気を読む」は英語では「部屋を読む」というわけね!

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