47. “Touch-and-go” の意味と例文|結果がどうなるか分からないギリギリの状況を表す英語フレーズ解説!

今回ご紹介するのは、“touch-and-go”。「一触即発」や「紙一重」といったギリギリの状況を想定して使われるフレーズです。日常の会話からニュース、スポーツの実況まで、緊迫感のある場面でよく用いられます。
■ 意味は?
“touch-and-go” は:
- 予測できない、危ない
- ギリギリの場面でどうなるか分からない
- 成功と失敗の間を行き来している
という意味で使われます。「成功するかどうか微妙」「危機をギリギリで乗り越えた」というように、予測不能な状況を表します。
◼️ 表現の由来について
元々は航空用語で、飛行機が滑走路に一旦着地(touch)したあと、再び離陸(go)する動作のこと。そこから転じて、「ほんの一瞬の接触で終わる不安定な状況」や「成功するか失敗するかの境界線」を表すようになりました。現在では、ビジネス、医療、スポーツなど、さまざまな文脈で比喩的に使われています。
◼️ 使い方
“touch-and-go” は次のような場面で使われます:
場面 | どんな状態? | 隠れたニュアンス |
ビジネスの交渉で | 成功?失敗? | 交渉成立まで気が抜けない |
スポーツの試合終盤にて | どっちが勝つのか?? | 観客も手に汗握る大接戦 |
空港へ向かう途中、交通渋滞にはまる | 飛行機に乗れるのか微妙だよ | 頼む、間に合ってくれ!! 🙏 |
“touch-and-go” は、動詞と接続詞が組み合う複合語ですが、形容詞として使われることが多いのがポイントです。

■ 例文いろいろ
It was touch-and-go for a while, but he made it through surgery.
→ 一時は危なかったけど、彼は手術を乗り越えた。
The deal was touch-and-go until the last minute.
→ その取引は最後まで成立するかどうか危うかった。
We got stuck in traffic. It was touch-and-go whether we’d make the flight!
→ 渋滞にハマって、飛行機に間に合うか本当に微妙だったよ!
■ ミニ会話
A: How was the game last night?
B: Super close! It was totally touch-and-go until the final seconds.
A: 昨日の試合どうだった?
B: めっちゃ接戦!最後の数秒までどうなるか分からなかったよ。
◼️ 似た表現との違い
“touch-and-go”に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
in the balance | 宙ぶらりんな、未確定な | 均衡が取れていない |
on the edge | (神経が)ピリピリしている | メンタルが「極限」状態 |
feel uneasy | 落ち着かない | 心がモヤっている |
ここでのbalanceは「天秤」のこと。比喩的に、水平に釣り合っていない状態を表しています。フレーズを「フォーマル→カジュアル」の順に並べると、in the balance → feel uneasy → touch-and-go → on the edgeになります。
■ まとめ
“touch-and-go” は、緊迫した場面で頻出のフレーズ。ビジネス、スポーツ、日常生活まで、ギリギリ感や先が読めない展開を英語で伝えたいときの一言です。

この形容詞は叙述用法なので、後ろに名詞はこないの。つまり、touch-and-go situationという言い方は不自然で❌。正しくは、The situation is touch-and-goです😃