31. “Up in the air” の意味と例文|予定や状況が未定なときの英語フレーズ解説!

今回の英語フレーズは、「まだ決まっていない」「どうなるかわからない」という意味で使われる、“up in the air” をご紹介します。予定や計画が未定のとき、誰かの決断待ちのとき、また、成り行きがはっきりしないときなど、日常英会話でもビジネスシーンでもよく使われる表現です。
■ 意味は?
up in the airは:
- 未定である/確定していない
- どうなるかわからない状態
- はっきりしない/保留中
といった意味で使われます。日本語で言えば、「予定はまだ白紙」「どう転ぶかわからない」「保留状態」といったニュアンスが近いですね。
◼️ 表現の由来について
“up in the air” は直訳すると「空中に浮いている」ですが、そこから転じて、「どこに落ち着くかわからない状態」=「まだ決まっていない」という意味で使われるようになりました。風船や紙飛行機のように、空中にあるものはまだ“どこにも定着していない”=“(着地点が)決まっていない”ですよね。このあやふやな状態が、up in the airの根幹であると言えるでしょう。
◼️ 使い方
“up in the air” は次のような場面で使われます:
場面 | 現在の状況は? | 心理的には? |
旅行計画で | まだ未定 | そろそろちゃんと決めないとね |
プロジェクト進行にて | 方針が定まっていない | このままじゃだめだよ |
今後の進路について | 行き先が見えない | いろんな角度から検討してみよう |
“Up in the air” は、予定・決定事項・計画・仕事・人間関係など、あらゆる「未定なもの」に使えます。(ある意味、めっちゃ便利やん!)カジュアルな会話にも、ややフォーマルなビジネス英語にも対応します。
■ 例文いろいろ
Our weekend plans are still up in the air.
→ 週末の予定はまだ決まってないんだ。
Our company’s future is up in the air after the merger.
→ 合併の後の我が社の将来は不透明なままだ。
Everything’s up in the air until we get approval from the manager.
→ 上司の承認が出るまでは、何も決まらないよ。
■ ミニ会話
A: Are you going back to your hometown this summer?
B: Not sure yet. It’s still up in the air.
A: 今年の夏、地元に帰る予定ある?
B: まだわかんないな。ちょっと未定なんだ。
◼️ 似た表現との違い
“up in the air” に似た表現もいくつかありますが、それぞれに微妙な違いがあります。
表現 | 意味 | ニュアンス |
undecided | 未決定である | ややフォーマルな響き |
oh hold | 保留中で | 一時的に止まっている |
uncertain | 不確かな | 不確定性にフォーカス |
通常、undecidedは「be動詞+ undecided about」(〜について未確定だ)の形で使われます。ちなみに、in limbo(どっちつかずの状態の)いう類語もあります。limboは宗教用語で、地獄の辺土(天国と地獄の間で、洗礼を受けなかった幼児やキリスト降誕以前の善人などの霊魂のとどまる所)のこと。んー、なんとも深いですね・・・。
■ まとめ
Up in the air は、予定や状況の不確かさをやわらかく伝えることができるので、聞き手にプレッシャーを与えずに状況を共有したいときにも👍。「まだ白紙の状態です」「ちょっと様子見中です」なんてときに、ぜひこの表現を使ってみてくださいね!

ちなみに、in the airは、物理的に何かが「空中に浮いている」。Love is up in the air.は、愛が浮いているから派生し、「恋の予感がする」とイメトレ。かっこいいんですけど🩷